2005年01月01日 01:01

05年1月の1枚

「ルースター」ハガキ・リノカット

5

生徒さんたちとリノリウム版画大会をやった時に、見本として作りました。彫り進み法による4版5色の作品です。
今回のリノカットは、リノリウム版(まぁ要するにゴム版なんですが)に油性インクでプレス機を使って刷る方法をとりました。
彫り進み法については下記を参照のコト。

          

05年1月のタワゴト
 
えーと、あけましておめでとうございます。
今年は「嫌画」を描いていこうと思います。嫌がられるぞー。
*****

■ 彫り進み法について
版は1枚なんですね。で、ちょっと彫っては刷り、またちょっと彫っては重ねて刷り、またちょっと彫っては重ねて刷り、最終的に版は一部を残してツルツルになってしまうという、後戻りできない刷り方なのです。 

1

↑コレが1版目。この黄色いとこ以外を全部彫ってしまいます。

2

↑で、一番明るいとこ(黄色く覗いてるくちばしの部分と首の部分)だけ彫ってしまいます。残った部分を1版目より明度の低い色で刷ります。

3

↑オレンジを残しておきたいとこを彫ってしまい、やはりまた明度の低い色を重ねて刷ります。上半分は違う色にしたいので、下半分にだけインクをつけました。

4
 
↑この辺りからずれてきて作品として残せないやつが続出してきます(笑)。この赤はちょっと突拍子もなさすぎたな、と今は反省しています。

6

↑尻尾の部分と目ん玉以外をぜ〜んぶ彫り尽くします。一番暗い色で刷ったらできあがり。なんかビミョーな作品ですね。

抽象なんかは計画性を持たずにこの彫り進み法でチョーかっこよくなることが多いですね。ちゃんと確実な作品を作りたかったら、板をケチらずに、ちゃんと分版したほうがいいと思われます。ま、今回はただのエキスペリメンタルということで。 

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