2001年05月

2001年05月01日 00:00

「連」 2001 F20号 油彩
0105

うわさの(?)尾道作品です。でびらを干すおばちゃんです。全然最初の構想とは違う方向に進み、いつの間にやら日暮れ時になってしまいました(苦笑)。意図的にエグイ色調にしたのですが、どうやら審査では思いっきり裏目に出たようですな(これまた苦笑)。

         

01年5月のタワゴト

今月もこれといって話題はないのでまた野球の話でも…というのは冗談ですが、皆様ゴールデンウィークはいかがお過ごされましたでございますか?私は一切画材に触れませんでしたよ(笑)。しかも「心の保養に」行こうと思っていたジョージ・シーガル展も行かず仕舞でしたよ。何故なら「ひろしま美術館」ってところは常設に超A級の名作達を所有して市内の超一等地に建物を構えてる「な、なんと個人の!」美術館なんですが、その「恵まれすぎた状況」のせいか、入場時間が4時半までなんですよ。殿様商売ですよこれは。連休中昼過ぎまで寝るのは常識なのに、ええかげんにしてほしいですな。4時半なんて間に合うわけない(断言)。サンフランの美術館は大体夜9時でも開いてましたよ。学生の入場料はほとんどタダ同然(お年寄り、障害者、会員しかり)だったし、ナイター野球じゃないけど閉館30分前から無料だし、併設のミュージアムショップとレストランは夜中まで開いてたし、美術館の中も開放的で模写し放題だったし、それがある程度当たり前だと思っていたわたくしにとってかなり辛い状況だったりしますよ。皆さんはどうお思いですか?

…とか書いてたらちゃっかりしっかりタワゴト然としてまいりましたね。さすが私(笑)。ところで最近の私はこれといって目的もないのに結構貪欲に描きまくっていますよ。油や透明水彩、パステル、銅版、そしてペンキ(笑)…、遺伝子ふりまきまくってるサカリのネコみたいですよ。サーバーの容量の関係で小出しにしかできず残念ですが。仕事の相棒の影響か、抽象まがいみたいなもんもちらほら産出してます。まだ形にならないんだけど。これは結構ジレンマかも。一応「マリコさんらしい」とか「先生っぽい」とか言われるんで道順的には誤ってないと思われるのですが、果たしてこれで何らかの主張ができているのだろうか、と考えると成功したのか失敗したのか自分でも正直言って?????でございます。

「絵に何らかの主張を求める」という点に関してですが、私がずっと具象にこだわってきたのも「絵そのものに語らせたい」と思っていたからです。「説明を聞かないと何について描かれているのかさっぱりわからない」現代の主流、コンセプチュアル・アートに対して抵抗していたのであります。学生時代、近所に抽象で有名な美大があって、そこでの授業はディスカッションばかりでした。要するに「能書き」の言い合いです。私はそれを見て「カバチたれとらんと(広島弁訳:ゴチャゴチャ言い訳じみた文句ばっかり言っていないで)とにかく描けよ!」と思っていました。手を動かしてナンボだと思っていました。…すると、今回一緒にアトリエを立ち上げた版画家の友人は、京都精華大学にてまさにそーゆー環境で抽象画道を突き進んできたヒトだったわけです。「チューショーロン」なんかもバリバリ語る事のできるヤツなのです。…まあ私も十代の一時期そーゆーのに傾倒してた事がなきにしもあらず、別に全否定をするでもなければ理解できないわけでもないのですが(絵を勉強したいと思ったきっかけも『技術がないと抽象が描けない』と挫折した事だったし)、今まで大学の4年間でかなりどっぷり具象畑に浸かってたもんだから結構最近頭の中でタイヘンナコトが起こっておりまして(笑)、まあ結果的には「な、なんだっていいじゃないか…」という開き直りに近い心境に陥っております。

んでもって私が抽象にも手を出し始めた事に話が繋がるわけですよ。んでもってとどのつまり、ジョージ・シーガルなんかも見に行ってみようかなという思いに至るわけですね(ちと強引か)。とまあ上手くまとめてみたところで今月のタワゴトは終わり。ちゃんちゃん。。。


オノマリコ



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