2001年04月

2001年04月01日 00:00

「ミドリガメ」 2001 17×24cm モノタイプ

0104
春になり、亀が動きだしました。これから夏にかけて世話が大変になるので泣きたくなります。ずっと冬眠してくれてりゃいいのに…という気持ちをかき消すために懺悔のつもりで描きました。アクリル板に油で描いて画用紙にローラーで刷る、モノタイプという、版画と呼んでいいのか油絵と呼んでいいのかよくわかんない作品です。気楽にできて楽しい技法です。是非お試しあれ。

         

01年4月のタワゴト

先日アトリエがテレビで紹介された事でも書こうかと思いましたが、そういう事はさっさとアトリエのHPを作ってそっちに書けばいいのだ…と気付きましたので、早速そういたします(ハイ、なるべく近々…)。

あ、思い出した。オ@ミチの公募展のハナシをするんでしたね、しかも悪意を込めてする気マンマンだったんですね、先月あたり。うん、そうでしたそうでした(書きながら怒りの気持ちを蘇らせようとしている)。まあ、結論から言いますと、多分もうワタシ、出展する事はこれから一生ないでしょうね。一昨年「公募展ってもんに出してみようか」と突然思い立ち、イロイロ調べた結果「画壇系に出展するとなにかとノチノチしがらみがあるらしいので、コンクール系に出して一発賞金狙いするのがいいらしい」とわかったので、その中で「優勝賞金300万円」の「絵の町尾道四季展」というコンクールを選びました。ほんでもって結局入選はしたんですけど、他の作品を見て「あ、ありがちなテーマ選びすぎて失敗したな。今度はもうちょっとモチーフを練って描こう」と前向きに決意を固め、一応何度も現地に足を運んでヤル気なんか見せてたのでありました(えらい長い文章になっちゃったな)。そしたら去年、しまなみ海道開通かなんかで尾道市は大忙しだったらしく、コンクールはお休み。そして今年、第9回が復活したのでありました。

んで早速去年の夏からシコシコとでびらを干すおばちゃんの絵を描きまして、さあ出展!しようと思ってた頃、とある知人もそれに出展する事を知りました。そのおっさんってのは個人的にはどうでもいい人なんですが、なんともイイ絵を描く人でして、狂ったように毎日描きまくるその態度にはワタクシほんとに心から脱帽してる人で、決して技術的には上手いと言える絵ではないのですが、ホント降参したくなるほどスゲエ絵を描く人なんですね。で、その人と一緒に搬入する事になったのですが、その前にその人の描いた尾道の絵を見ると、これがもう失神しそうになるほどキョーレツな絵だったのです。「Sさ〜ん、こんな絵を一緒に出されたらうちのがかすんで困るよ〜」と言いながら搬入手続き。それから数カ月、審査結果を待ちました(いや、すっかり忘れた頃手紙が来たんだけど)。私は入選。で、その人に「どうじゃった?」って聞いたら「落ちたよ〜、また来年出そ〜」との返事。オイオイオイオイ〜〜〜〜〜、なんじゃそりゃ〜〜〜〜〜、なのでした。その人は完璧な「現場主義」で、その絵ももちろん何度も通って現地で描きあげた「ホンモノの風景画」。一昨年のカタログには審査員の言葉として「写真から描いたと思われる絵が多くて遺憾」とか書いてあったじゃん。しかも「ただのち密な具象よりも何かプラスアルファのある個性的な絵を描いてほしい」とも書いてあったじゃん。なんじゃそりゃ。

で、それからまた数カ月、尾道市内で入選作品の展示があったので行って参りました。入賞作品は美術館、その他は商店街、に飾ってあったのですが、あーもー美術館の入場料損したぞコノ野郎〜。選外の作品のほうがよっぽどよかったぞ〜。入賞作品っていわゆる「写真から描いたただのち密な具象・しかも暗い」絵ばっかりじゃ〜ん。入場料返せ〜。

と、いうわけで、ああいう絵しか入賞できないようなコンクールには金輪際関与致しません。はいさようなら。このままつまんねー競争勝手に続けて下さい。

ではその最後の作品となった私のでびらの絵、来月お披露目いたしましょう。


オノマリコ



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