2000年09月

2000年09月01日 01:01

■2000年9月の1枚

0009

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知り合いの経営する英会話学校の移転に伴い、看板のデザインを依頼され、「ノーマン=ロックウェル風に」と言われたにもかかわらず、結局は私の独断で「道行く人たちに語りかけるアメリカの有名人+まぎれこむ経営者夫妻」の絵になりました(苦笑)。久しぶりに時間かけて描きました。しかし友人達に「そっくりさんショー」と大笑いされ、とっさに「肖像権対策にわざとそうしている」と苦肉の言い訳。もしこの人たちを実際全員モデルとして集めたら、一体ギャラをいくら払わなくてはならないのでしょうね…。ちなみにこれは近々3.5mほどに拡大されて印刷される予定です。

「アロンの看板」 2000 21×52.5cm 不透明水彩

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■2000年9月のタワゴト

「題名」について最近いろいろ考えるところあり。私の相方の「一般の絵から遠ざかっている人間に興味を持たせるかどうかは題名にかかっているのではないか」との意見を聞き、改めていろんな絵の題名を見てみると、結構それも遠からず言えるのではないかと思った。…いわゆるこムズカしい一見奥の深そうな、冷静に読むと意味のなさそうな、いかにも自己満足で自己解決してそうな、なんというか、よくあるアレである。アレはいかん。アレはホントに「ふ〜ん、だからよくわかんないんだよね、絵って」と言ってくれといわんばかりである。…まあ自己満足を目的に絵を描く人のつけるものだから仕方がないけど。と、いうのもこの論議、最初、その「自己満足」をテーマに喋ってて行き着いたのです。私の友人の版画家は「自己満足のために作る」と言い張る。しかし「本当に作っている最中にそれを見る人の事を全く考えていないか」と問われると、最初は「絶対考えてい〜ひん!」と言っていた彼女も「それじゃ何故個展をしてそれらを売るのか」「それじゃ何故趣味でなく職業として芸術を選んだのか」としつこく聞くと、「あ〜、やっぱ全く考えてないって言ったらウソなんかなあ…」と言い出した。ト、イウコトハ、一応プロなんだからやっぱりそれなりに人に認めてもらえる作品を「意識して」作らなければならない。しかし私の場合、別に「何々会の誰々先生に認められたい」とかいう目的ではないので、それこそ「絵がわからないと言っている不特定多数の人たち(が結局お金を動かすんで…)に、安価で質の良い物を普通の感覚で買ってもらいたい」と思ったりしている。そこで、冒頭の「じゃあとりあえず題名かしら」に話が至ったりしちゃったのであります。(まあそこに辿り着くまでにまだまだ結構おかしな話をたくさんしてるんですが書いてたらきりがないので、『その他の芸術である文学、音楽における世間での市民権の得方&売り方と、美術のソレを比較』などしてそこに至ったことだけお伝えしておきますです。。。)まあ結局どんな題名がいいのか、なんて事はまだまだ自分でも考え中だったりするのですが、ま、オノの「タワゴト」ですんで適当に読み流して下さい。

オノマリコ



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