2000年04月

2000年04月01日 01:01

2000年4月の1枚

0004


一応個展が近付いているので、ネタは豊富にあるのですよ(笑)。そのうちの一枚です。アクリルの「大将シリーズ」です。他のシリーズは現地でお確かめ下さい。別名「売れ線シリーズ」。ちなみに言い訳させてもらいますと、この絵、本物はもうちょっと全体的に渋い色です。紫がかった感じ。比治山公園は肥えたノラネコのメッカなの。

「比治山公園の大将」 2000 8×12cm 不透明水彩


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2000年4月のタワゴト

個展は明日からなのですが、それについてはまた来月書きます。別にこの場でゲージツ論などをかましたいわけではないのですが、毎日のようにゲージツについて思うところがあるので、結局また「文句」みたいになっちゃいますが今月もまたそういった戯言を書きます(長い前置き)。
えーとですねえ、最近(でもないな)よく聞くんですけど「絵が描ける才能があっていいですね」とか「やっぱり才能なのよね」とか「私には才能がないから」とか「持って生まれたものが違う」とか「そういう血筋なんでしょう」とか「環境が恵まれていたんでしょう」とか、い〜かげんにせえっちゅーの。そういうこと言う人は人間が知れちゃうよ。その人たちは何も知らない。知らないくせにそういう風に軽く言う。ピカソがすごいって、そりゃ滅茶苦茶描きまくって努力してたからでしょう。ゴッホしかり平山郁夫しかりオノマリコしかりだよ。描きもしない人が何にも知らないでそういう事平気で言うのよ。誰だっていきなり上手く描けるわけじゃないのよ。陰では苦労して苦悩して努力して必死で描いてんじゃん。バカにしてるよ。「私は描けない」とか言う人がどれだけ描いたのよ。描く前からあきらめてんじゃないよ。失礼だよ。写真家だって何千枚、何万枚と努力して毎日撮りまくって、それでやっとそのうちの1枚が認められたりしてるんですよ。それを「才能だから」の一言で片付けられたらそりゃー写真家だって怒ると思うよ。…まあ人知れずやるのがカッコイイのかもしれませんけど、それにしても世の中には「芸術家イコール楽して食っていける人」と思っている人の多い事。…なんか損な商売。芸術に限らずスポーツ選手だってそうでしょう。「いいねえ、好きな事が仕事に出来て」とか笑って言える人達よ、彼らの血を吐くほどの過酷な練習を見たまえ。いろいろな犠牲を払って努力している姿を見たまえ。我々がどれだけ「才能」というものを信じていないか知りたまえ。人に「才能があっていいね」というような言い方はやめたまえ。何かに死ぬほどの努力をしている人は、同じように努力する人間にそういうことは言わない。…っていうか言えないよ、実際。

と、まあ、そんな浅はかな褒め言葉をいつも頂いております。いちいち勘に触るんで、今回ちょっと書きました。

オノマリコ



オノマリコ

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